東北の続きです。まだまだ長い旅は続く…
ーー時刻は16時過ぎ、石巻から気仙沼までの80km。山あり、海岸のアップダウンあり。
ナイトライド、全く土地勘の無い場所。
(少し前の自分は何を持って「優しくはない」程度としたんでしょうか(´・ω・`))
しかし宿は気仙沼に取ってしまっているので、なんとか行かないといけない。
電車があれば輪行を視野に入れて行動しますが、気仙沼までの路線は2015年現在BRTが走っております。
主に線路跡を走行しますが、要は路線バス。
自転車が乗せられるのかは未確認。
ずっと考えていても仕方ないので、取り敢えずここではルート通り自転車で行くが無理はせず、限界を感じたらBRTを使用する。
ただし必ず使えるとは限らないので、覚悟はする…
そんなつもりで走行を開始します。
暫くは幹線道路を避けつつ北上川を北上(言いたかったわけではない)、柳津を目指します。
何処だここは
!!!?!?
「幹線道路を避けて」「北上川に沿って」いたら気付かずに河口まで来てしまったでござる。
これまでで恐らく1番盛大なコースミス。片道10kmはあるだろうかという距離。
南無三、Y字路で何となく曲がるポイントを通過してしまったのだろう。本当Y字路を見切るの苦手なんですよね…
Y字路を道なり?どっちだ…というのがままあります。
選択肢は戻るか進むか。
ただブルベじゃないんだしルートに拘る必要はなし…戻る時間を考えれば進むのみか…
本来のルートよりハードになりますが、致し方ないでしょう。
しかし、どれ程ハードな行程かは分かっていません。
不安しかない中、雲が厚くなってきた空を睨んで海沿いを駆け出しました。
北上川河口を離れると始まる海岸特有のアップダウンの連続。
下りの勢いのまま登りきれるものばかりなら苦労はしません。背負ったバックパックが脚を鈍らせます。
(行間は短いですが)精神的に少しキて思わず自販機ポイントで休憩。
このルートは普通の商店もなく、民家と畑とトンネルばかり。
ただ復興工事を行っている箇所が多く、プレハブに併設される形で自販機が多かったのは救いでした。
と、休んでいるところに軽トラの地元の方が通りかかり、声をかけていただきました。
軽トラさん「これから何処行くんだい」
自分「南三陸まで出ようと思うんですが」
もう気力があまりないけど南三陸まで出られればなんとかなるだろう、なるよね…。
軽トラさん「こっから車で30分位かね、雨降らないといいね」
自分「ありがとうございます」
車で30分…?
車通りも滅多にない道路だし、仮に車が50km/hとすると25km、
自転車のスピードはアップダウンがこのあともずっと続くとすると15km/h位かも…とするとあと100分…
気が重くなりますが、漕がないと進まない。
追い打ちをかけるように、漕ぎ始めてほどなくして通り雨に襲われました。
すぐ近く建物の軒下に逃れましたが一気にびしょ濡れ。
踏んだり蹴ったり…!
雨が小雨になった頃に雨具を着て路上へ出ます。とにかく、南三陸へーー
着いた!
真っ暗…
南三陸さんさん商店街前、BRT気仙沼線志津川駅です。
元の気仙沼線の駅のところに行ったら…
ロータリー跡と思わしき舗装の他には人に反応して点く街灯一本のみ、
周囲は生い茂った雑草が風に揺れ、車が向こうで通る音が聴こえては消えていく…
かなりパニクりました。
調べると人が集まり需要があるこちらに移転したようで。
文明の利器様々です。
この時点で19:40。気仙沼まではあと30km以上の行程があります。
体力的にはまだ行けるかもですが、
ナイトライド、コースの不安、雨天の三重苦を背負わされ精神面がキツキツ。
JRに確認し、(死にそうな声で)バスに自転車を載せられることを確認したので、バス輪行決定!
軟弱者と言われようが構いません。私は苦行をしに来たのではなく、観光をしに来たんです…!
乗車!
思いがけず初めてのBRT。
本当に路線跡通るんだ…
踏切が路線を遮るように置かれてるのか…
こんなに明るい電車のトンネル初めて…
窓の外は大方暗闇ではありましたが、それでも齧り付くように見ながらそんな事を思ってました。
バスの旅、一時間強にして南気仙沼駅に着。
ありがとうBRT。
輪行を解除して21時半。
取り敢えずご飯食べたい。
というか気仙沼でのご飯はめっちゃ楽しみにしていたんですが、こんな時間だと目星を付けていたお店はほぼ閉店で。
フカヒレ軍艦とか食べたかったんだけどなあ〜
ならばお肉。
気仙沼ホルモンというグルメがあるのです。(中央奥の皿)
味噌にんにくダレに漬け込んだホルモンを焼いて、ソースをかけた千切りキャベツと一緒に食べる!
酸味が独特で美味い!
お酒飲みたいけどホテルまで自転車乗らなきゃなので自粛…
ごちそうさま。
この後若干迷いながら…というかホテルの場所アクセス難しい…無事ホテルに着き24時を回る頃に就寝。
走ったのは結局55km位。
明日へ若干の不安を抱きながら眠りにつきました。
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まだ続きます。次は翌朝から
2015年9月28日月曜日
2015年9月19日土曜日
走行9:第2回CAFEKIKI走行会に参加してきました
9/13のcafe kikiさんの第2回走行会に参加して来ました!
東北のはまた後ほど…
結論から言えば
こういった走行会に参加するのは初めてなんで、
大体キョドってました_(:3 」∠)_
集合は名栗湖の手前の休憩処やませみさん。自走で参ります。
余裕を持って出発。
川越の中心を突っ切るr15は、早朝ならまだ交通量も少なく時短出来ます。
帰りは。。
で入間川CRは今回初めて。
道幅は標準的なCR(my基準。大体大宮以北の荒川CRを基とする)、路面の凹凸も少なく中々快適。
6時前に突入。
朝6時で運動する人の多い時間帯の通行となったため、公園エリアや終点付近はちょっと人を避けつつの走行になりました。
次以降飯能に来る時も使おう。
以前は飯能日高分譲地てな丘に足を削られていたのでだいぶ助かります。
いや坂を上れるようにするには上っといた方がいいんだけども。
終点。6時半。
近くの松屋でのそのそ朝食し、R299で程なくして飯能入り。
飯能永田のセブンで右脚クリートを微調整しつつ休憩。
(ブルベ前からずっと調整してるけどまだしっくりこない…そもそもしっくりがわからない可能性)
この時点で7:20分。若干早い…確実に受付開始より前に着いてしまいそう。
どこかで少し時間をつぶせる場所…うーん。
てな訳で
ほーーーんの少しだけしか寄り道。有馬ダムまでこの自転車で来るのは初めて。
まだ有馬峠行ったことないんです。
今回いいチャンスだと思い走行会に参加希望を出したものの、台風の影響で有馬峠は通行止め。
山伏峠と天目指峠の二本立てに変更されています。
でも天目指峠も初めてでして。地味に楽しみです。
有馬峠の方はもう少し地力を付けてからと言うことで、今回は疲れを残さずに楽しんで帰りたいという心持ち。
それはそれとして有馬ダムまでの坂…結構キツめの坂だと思うんですけど余り話に上がってないような。
前座でしかないのでしょうか。
自分の他にもこの坂を上っていくライダーを見てそんな事を思っていました。
…後で気づいたんですがあれ、あの人たち有馬峠行っちゃってたのかな()
この後に降りて行って受付。
マスターにご挨拶をさせていただきました…私のHNの由来にピンと来たようで、すごい嬉しかった:)
そう、アレをアレしてアレしてるんですよー!
秘密です。
ブリーフィング後、続々とグループがスタート。
自分はは第3グループに入り、出発。
ここで、グループライドが初めてと言うことで周りの方に「ハンドサイン慣れてないんでスイマセン」と断りは入れておきました。
ハンドサインは練習してはいるけど左折が咄嗟に左手で出せなかったり…
右を90°上に曲げるのでもいいんですけど、どっちも出来るのが良いんだろうな。
やっぱり今回も咄嗟に出ないことが何回か。
あと何をもってサインを出すのか(段差や障害物の注意)とかも自分の中でよく分かってないなと感じました。
グループライド、気を付けることが増えて色々と新鮮です。
さて峠の1つ目は山伏峠。ここを登るのはもう3回目。
大体のプロフィールも分かり、ペースも抑えていただいていたこともあって最後だけ踏んでゴール。
もうこれだけの扱いに(自転車との写真撮るの忘れただけ)
斜度が一番あるヘアピンで隊列が崩れてからのアタック合戦とかも初めての経験!がっつくと脚にきますね…
でも山伏峠上ってて楽しいと思えたのは初めてかもしれないな…今までのは必死だったので。
下りはウェットだったのでまったり下山。
他の班とスライドする時には「お疲れ様です」とか声だしたり。こういう時ってお疲れ様で良いのかなー
少し下って2本目は天目指峠!
先述の通りこちらは初めて上ります。距離は山伏より短いものの斜度がある、とのこと。
入り口付近は民家や工房?があったり、周囲の雰囲気がとても良く見てるだけで面白い。
写真にとっておけばよかった。ゆるゆるしたい時にはまた来ようかな。
その後いかにも峠の道に景色が変わり、斜度も若干上がります。
山伏の一番キツイ斜度がしばらく…と言うかここから最後付近まで続く印象でした。
マスターが雨の後に掃除を行っていたこともあり、山伏以上には歯応えがありつつも気持ち良く登れる峠と言う印象です。
やっぱりウェットだったので下りはゆっくり。
2本の峠を登った後は、集合場所のやませみに戻りまして懇親会となりました。
同じ班の方が以外と近く(同じ市内レベルですが)にお住まいで、次は自走でいかがですかとオススメしてみたり。
他の方のお話もたくさん聞かせていただきました。
懇親会もひと段落、と言うところでマスター、鳥居観音へ行くと宣言。
多くの方が
詳しくはCAFE KIKIのお店のブログへどうぞ。
皆さん元気だなやっぱり…
と思ったら鳥居観音が次回のコースに組み込まれてる!?
(ハイキング組もあるそうで安心)
そんな私は…チキンムーブでした。()
だって子ノ権現も登れない文鎮だもの。
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帰りは、例によって道に迷いました
こ、ここは…!
まあ、あの、少しでも登れるようにはなりたいんですよ。
走行会に参加され、飯能から輪行するグループの方に見送られてアタック開始。
この苦労坂の様子を見にいらっしゃったようです。
えー、写真撮るの忘れた、と言うより全くその余裕がありませんでしたが(入り口は完璧に忘れてた)
ずっと15%はあるんじゃという勾配が続きます。
ただ距離は短いはず、出し切ればワンチャンあるのでは…
途中までは意外と自分的にはそこそこの調子で進み、そんな気持ちが脳にもたげます。
そこに現れる、希望が絵空事と理解するカーブ直前の最大斜度。
壁、とも呼ばれているハイライト。
ルートラボの勾配計算は短い距離だとあまり正確にはなりませんが。
知っている人は、ああ、あそこかと言ってくれるんじゃないでしょうか…たぶん
直前の若干勾配が緩くなる僅かな区間が笑いが出るくらい平坦に見えます。
しかし、耐えられれば光明が…ダンシングで切り抜けるべくギアを上げ
(がちゃっ)
(すたっ)
瞬間的なクリートリリースからの芸術的な足付き。でした
ギアチェンジをミスったか、何故かローから4番目に入っているリア。
ペダルが一気に重くなり踏めなくなってしまったのでした。
技術不足か。まあ、そうですね…。
その後その場から再スタートしようとするも急過ぎる斜度の為断念。少し押して九十九折を利用して乗り、その後ゴール。
がっくし…
失意のまま自転車に乗って降りようとしたらまた壁の所の斜度が本当に死ぬ程恐ろしく、
なぜ乗ったまま降りたしと後悔したまま、生きた心地のしないままで帰宅しました。
激坂 is not for me なのか…
2015年9月14日月曜日
走行8:お盆に出掛けてました そのさん(田代島)
またもや前回の続き。
今度こそ出航。
(自転車は駐車場に隠すように鍵かけて止めています。
バックパックがでかいと二重鍵もめんどくさくありません)
船旅は特に何も無い…強いて言えば台風が接近していて時化てたくらい。
大体40分の船旅、着いたのはこちら
田代島!
早速のお出迎えに興奮。
ここ、田代島は「猫島」とも呼ばれる、人と一緒に多くの猫が暮らす島。
猫好きにはたまりません…!
(自分は実際のところ、部屋が猫グッズ沢山!いろんなものが猫仕様!…というような筋金入りではないですけど
(むしろ犬派)そういう方も来ていいと思いますよ~
…いいよね?)
これも猫島仕様。
たまたまこの島の事を知り…
以前から行きたかった東北のエリアと一緒にルート引いちゃったと。
全くチャリ意味無い!けどいいじゃない。
当日、着いた時は真夏の真っ昼間。
大方の猫はこれだとどっか引っ込んで涼んでそう。
案の定港の方には猫はおりません。
こりゃあまりお目に掛かれ無いか…と集落の中へ行くと。
第一島猫発見(ともう一匹が合流)!集落の裏路地を闊歩しております。
たまたまこの島の事を知り…
以前から行きたかった東北のエリアと一緒にルート引いちゃったと。
全くチャリ意味無い!けどいいじゃない。
当日、着いた時は真夏の真っ昼間。
大方の猫はこれだとどっか引っ込んで涼んでそう。
案の定港の方には猫はおりません。
こりゃあまりお目に掛かれ無いか…と集落の中へ行くと。
第一島猫発見(ともう一匹が合流)!集落の裏路地を闊歩しております。
その後も
続々。
これが…猫まっしぐら…!!
ふぅ(*´ω`*)
次々現れる猫に癒された後は
集落から離れ、島中心部へ向かいます。
離島の道な雰囲気(何のひねりもない表現)。猫は見当たりません。この辺りではいないみたい。
暫くして着いたのは…
猫神社こと、美興利大明神。
猫の神様を祀る、珍しい神社です。
さっきの猫と、少し痩せた猫、壮健な猫の三者神前会議。
決裂。
時間の事もあるので、まだまだスポットはあるのですが初めの集落に戻ります。
この島にもまた来なきゃ…
戻ってきたときに港にいた子猫。エサが欲しいのかしらん、
こんな近くにまで。
途中案内してもらいました:)
猫島の稲荷神社…!
「京都からの落ち人
平塚掃部之助公が
京都伏見稲荷から
分掌して来て奉った
のが始まり
仁斗田部落の鎮守社である」
小島で猫に囲まれるお稲荷様の心境は如何に。
もうそろそろ帰りの船の時間です。
また来ます(
ちょっと酔いつつ石巻に帰ってきました。時間は16時過ぎ。
…これから自転車で向かう先は気仙沼。海岸アップダウンもある80km以上の行程。
誰だこんな計画した奴。
わたしです^o^
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次回、やっと自転車に乗ります。
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